裏・二匹の猫と十三匹の蜘蛛 ◆03:嫉妬(フェイタン×白猫)
※ご注意※

ここから先は裏コンテンツとなっております。
HAPPINESSからの続き(白猫サイド)で、フェイタン×白猫(ゼロ)のエロです。

男同士の性描写を含んでいる上に、フェイタンが鬼畜です。
縛って薬で強要とかそういうのが苦手な方はメニューへお戻りくださいませ。


では大丈夫な方のみどうぞ。











「や、ぁあ……フェイ…さん……なんで、こんなこと……?」


「……さあ?…ワタシにもわからないね…」






そう、これは――――――――














薄暗い廃墟の一室。

淡い蝋燭の灯が辺りを照らしていた。


壊れかけたベッドの上には、両腕をガムテープで後ろ手に縛り上げられた白猫が1匹。

ベッド脇には、何食わぬ顔で本を読む黒髪をたらした1匹の蜘蛛――――フェイタンがいた。



「ん…んっ、んぅ…」

ぽろぽろと涙を流して白い猫が悶えていた。

十字架のついた小さな首輪以外何も身につけていない白猫。

すでに立ち上がったモノには細い糸が巻かれ、白猫をきりきりと締め上げていた。


「ひぃ……ひぃくぅ……ふっ、ふぅ…っ」

両腕はがっちりと固定されているし、きつく巻かれた糸のせいでイくことができず、ただひたすら悶え苦しむ白猫。

横にいる男に何を言っても、彼は聞いてすらくれず、ずっと本を読んでいた。






一体なんでこんなことになったんだろう――――?











目が覚めて、始めに見たのはフェイタンの冷たい瞳で。

噛み付くようにキスをされて、そのときに何か飲まされた。



何も教えられないまま裸に剥かれて縛られて、フェイタンの冷たく凍るような瞳が、すごく怖くて逆らえなかった。




「な…に、飲ませ…た、んですか…?」


自然と声が震えて、恐怖を、自覚した。




「単なる媚薬ね」

「び、やく?」





「少し苦しめばいいね、白猫」





それだけ言われて、ベッドに放られた。


それから時間が経つにつれ徐々に体の奥から熱が溢れ、何もしていないのに全身を快感が駆け巡って。

ずきずきと体の中心がうずく。

汗が溢れて、呼吸が乱れて

そして立ち上がって膨張する自分のモノに、きつく糸が食い込んでいく。



どうしてこんなことになったのか、わからない。


フェイタンは何も教えてくれないし。

こんなことされるような心当たりも無い。



許して、なんて言っても聞いてもらえず。


だからひたすら、耐えるしかなかった。







「はぁ、…んっ、ァ……フェイタン……っ…」

「何か?」

本から視線を外さずにフェイタンは応える。




「も…、…や、です……もう許してください……」

「許す?何を?」


「そ……そ、そんなの…そんなの、僕がききたいです……」



「…よく考えることね」





「そ、んな……さっきから…そうや、って……」

フェイタンが本を置いて立ち上がった。


氷のように冷たい瞳で白猫を見下ろして

「ひ、ひやぁあっ…」

そしてその白い肌に指を這わせる。



ただ触れられただけなのに、白猫の体は過敏に反応した。

体を反らせて、喘ぎ悶える。




「こんなにして…、ヤラシイ奴ね、白猫……」

「ひぐ…ぅえぇ…ご、ごめんなさい、ごめんなさいぃい…あや、まります……もぅ許して下さぃ…ヒック…」


理由もわからぬまま、ただひたすら謝って。


お願いだから、許して。


涙を流してそう言った。




「…ふん、全然反省足りないね」

「ふぇっ、ヒック……ど、して…?…どう…したらいいですか…?」

それを聞いてフェイタンが目を細めた。

上から下まで白猫を視線で犯して、そして言う。





「ならワタシをイカせてみせろ、白猫」






「…ふぇえ?」



きしりと、ベッドに腰掛けた。





















「んくっ……ふ、…ふぁ……」

ベッドに腰掛けたフェイタンと、その足の間に顔をうずめる白猫。

腕は縛られたまま、ひたすら口でフェイタンに奉仕する。



根元から舐め上げ、先端を口に含む。

唇で包み込んで舌を蠢かせ、吸い上げては、吐く。


「ふぅ…んっ、くふ……ん、ん…」


つらくて、苦しくて、涙が溢れて。

何度もむせそうになって口を離した。

そのたびにフェイタンに乱暴に頭をつかまれ、続行させられる。



奉仕の最中も、ひどく冷たい目で白猫を見下ろすフェイタン。

その目が怖くて、逆らえない。


また、舌を這わせる。






「お前……やぱり好き者ね、白猫」


そんなことを言われて。


目に涙をためて、白猫はふるふると首を横に振る。




こんな風にさせてるのは、貴方なのに。




必死で、否定して。




でも自分の意に反して、体だけはあらゆる刺激に過敏になっていて、流れる汗にすら敏感に反応してしまう。

そんななのに、フェイタンのモノを咥えてなんていられるわけが無い。


「はひぃ…も、むり…ですぅ…」

「まだワタシはイってないね」


「もぅ…で、きません……許し、て…」

「お前、さきからそればっかりね」


耐えられなくて、声を漏らして泣いた。





何でこんなに酷いことされなきゃならないの?


もうやだ、耐えられないよ




そうやって、フェイタンに向かって嗚咽を吐いた。








「そんなに開放されたいか?白猫?」


白猫は小さくこくりと頷く。









「…なら欲しがれ」






「…!?……ひあっ」

きゅ、と胸の突起を摘まれて全身に衝撃が走った。





「欲しがって見せろ、白猫」


「い、いや…ぁだァ……ッ」




泣いて、拒絶して、ぶんぶんと頭を振る。









ジャズ以外を欲しがったりなんて絶対にしない。

愛してるのは、ただ1人だけで。

例えこの人であっても、気持ちは変わらない。


ジャズ以外、欲しくない。









「ふん、強情な奴ね。本当は欲しいくせに」


ベッドに引き上げられて、押し倒される。

もうびくびくと限界な体に触れられ、噛み付くようにキスをされて口腔内を蹂躙させられる。


「んふっ、…ふぐぅ」

口の端から唾液が零れ、顎を伝う。


キスのさなか、フェイタンの手が硬くなった乳首に触れたとたん、思わず声を上げた。

「ぷあっ、やぁっ…やめっ…て、くださいっ」

「ここ、弱いか?」

拒絶したところでフェイタンには逆効果で、逆にそこばかりを執拗に攻められる。


くにくにと硬くなった先端を指で押しつぶし、摘み上げる。

舌で舐め上げて、口に含んで強く吸った。


「ひいっ、ひぃ……、…いっ……やぁっ」

悲鳴にも似た嬌声が、部屋に響く。



今の体には、強すぎる刺激。とっくの前に限界なんて通り越して、それなのに



イキたくてもイケなくて。


おかしくなってしまいそうだった。











「ワタシを欲しがれ、白猫」


「いや………いやぁ……」



口をついて出るのは拒絶の言葉ばかりで、フェイタンはそのもともと細かった目をさらに細めた。

ギッと、白猫のモノを爪を立てて握り締める。


声にならない声を上げて、白猫がびくびくと震えた。






「イキたかたら、そう言えばいいね。…その淫らな口で」

もう声を上げることもできないのか、白猫は顔をそらして、ひぅひぅと喘ぐだけだった。





「……白猫」

白猫の髪をつかみ、自分のほうに向かせる。

涙と唾液でぐちゃぐちゃになった白猫を見据えて、ただ一言、強く言う。




「言え」




白猫は小さく首を横に振る。

フェイタンは白猫のモノを再びきつく握り締めた。



「ひぎぃっ…」



「言え、白猫。ワタシが欲しいと」





















黒猫に抱かれ、声を上げる白猫を見たとき、自分の中にどす黒い感情が湧いた。




黒猫と抱き合って安らかに眠る白猫を眺めて……



この顔がどんな風にゆがむのか、見たいと思った。

自分を求める姿を見てみたかった。









でなければ、いっそこの手で殺してしまおうと思った。



この猫が、憎くて






理由なんてわからない。






黒猫なんかを求めて悦ぶ白猫の姿が、ただ憎くて。


思い知らせてやりたかった。




いっそ殺してしまいたかった。







この猫の体に自分を刻み込んで、この手で殺すことができたなら――――――







その時は、この猫は永遠に自分のものになるから。













誰にも渡したくない。




黒猫にさえも。









あんな奴を求めるお前を見るくらいなら――――――





























「白猫………言え。」




フェイタンの冷酷な瞳が、白猫を射抜く。


ぎり、と食い込む爪の痛みに、白猫は悲鳴を漏らした。


















「ひぃ……ひぃ………、ぃい…、フェ……フェ…イ、タン、……が……………」





「言えっ!!」














「……ほ、…………ほ、しい……で、す………」









ぼろぼろと白猫の目から大粒の涙が零れた。



もう抗う力なんか、ひとかけらも残されてなくて。

早く、この責め苦から逃れたかった。


その反面、黒猫を裏切ってしまったような、そんな気持ちがあったのも事実で

それが白猫に、涙を流させていた。







「…ふん。…まぁいいね」

どさっと白猫をベッドに投げつけて、フェイタンは白猫の秘口に自身をあてがった。

「…ぃい……っ…」

慣らしもせずに、ずぷずぷとそこに押入る。

すると黒猫のものと思われる白い汁が溢れてきて、ぬるぬるとフェイタンを中へと引き込む。




「ほら、全部飲んでしまたね」

くすくすと笑ったフェイタン。

ぐちゅ、と動かすたびに中がびくびくと痙攣して、フェイタンを締めつけた。




「はひ…、ひい…」

フェイタンは白猫の足を持ち上げて、より奥へと自分のモノを侵入させる。

黒猫の体液でぬめって、抜き差しするたびに卑猥な音が大きく響いた。









「アアッ、…ひぁ……あ、あア…ッ」

もうどこを見ているのかもわからないような目で、ひっきりなしに声を上げる白猫。

「もうイッたか?早すぎるね」

なんて言葉も、聞こえてはいないようだった。



白猫のモノをきつく締める糸をすこし緩めると、とたんにびゅくびゅくと白い液が溢れてくる。

「ぁあ、すごいね、白猫」

「やぁ…ああっ、…あくぅ…っ」

強く収縮を繰り返すその場所に、フェイタンは何度も自身を打ち込む。







「白猫……白猫。」

「…ぁアッ、は……ひぃ…フェ……タン…ッ…」



「イイか?白猫……」



「んぎ……っい、い……イイよぉ……いっ、イか…せて、…ぁ……イカせてぇ……」




それを聞いてフェイタンは、にぃっと目を細めて笑った。






「やと素直になたね、ゼロ……。ワタシもそろそろイキそうだし、……イカせてやるね。」


「…ひい……はぁっ、はぁ……あっ、ひっぃい…ぃぁああっ」



きっ、と糸を引っ張って、白猫を開放した。


張り詰めていたものが切れて、白猫は欲望を放つ。

ドプドプと溢れて、フェイタンの手を汚す。

激しく痙攣して締め付けてくる白猫の中に、フェイタンも欲を撒けた。







「…んっ……は、ゼロ……」

ぐたりと失神したゼロを眺めたフェイタン。











「黒猫と…どっちが悦かたよ…?」













ああそうか。





きっとこれが――――――













『嫉妬』という感情。













つづく


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