ピンクメドゥシアナ ◆02:薄紅色の蛇
※ご注意

ここから先は裏コンテンツとなっております。シャルナーク×主人公のエロですので注意。
男同士の性描写を含んでおりますので、苦手な方はメニューへお戻りくださいませ。


では大丈夫な方のみどうぞ。









ふと気づくと、自身の腹の上で穏やかに寝ていたはずのケイリュースが―――いつの間にかその濃いピンク色の瞳を開けて、こっちを見ていたからぎょっとした。



「ケイ…;もう目、覚めたの?早くない?;」


「……ん…、はァ…ぁ…」



ケイリュースの軽く開けられた口から、それと分かる色っぽい声が漏れる。

どろりと欲に濁った瞳に絡みつくように見つめられて、ぞわりとシャルナークの背に寒気が走った。



……ケイリュースのこの目は、まさしく"あの時"の目だ。ウボォーギンに欲情してた時の。


なんとなく鼻血後のケイリュースの行動パターンは読めてきたが……しかし時すでに遅し。



「ちょっ…と、ストップ。ケイ。待ってくれない?」

「うう…」


手で自分自身を撫で上げて快楽を求める。

熱い息を吐くケイリュースの口はシャルナークの腹に埋まり、服を食んだ。


「…ケイってば。聞いてる?」

「…ん…」


シャルナークの制止の言葉も耳にせず、ケイリュースは目当ての物を服の上から熱心に舌でなぞって探す。

そのままシャルナークの脚の間にまで下がったケイリュースは、そこで目当てのモノを探し出し、それを口へと含んだ。



「待っ…、ケイ!?」

「…っんむ、…ん…ん……」

「…っ頼むから歯は立てないでくれよ、ケイ…、ッ」



今しがた、同じ口で喉を食いちぎられそうになったばかりだ。切実にお願いした。


―――しかしその心配も必要なかったようで。

歯を立てられることは無く、暖かく濡れた感触に柔らかくぬるぬると包まれた。



「うわ…ヤッバ、ケイのフェラすげぇ気持ち良い」



薄い唇と舌でカリの部分を軽く食んで吸って、たっぷりの唾液と共にジュッと音を立てて、深く飲み込むように咥える。

好物にむさぼりつく子供のような顔で、指と舌先から喉の奥までを使ってケイリュースはしゃぶりついたシャルナークを責め立ててきた。


ケイリュースも男なだけに、男がイイと思うところは全部押さえた攻めをする。

幹に吸いついたまま裏筋をなぞり、シャルナークはぞくぞくと腰にクル快感を「はあっ、」と息を吐いてやり過ごした。

脚の間で何度も小さく上下を繰り返すケイリュースの淡いピンク色の頭を撫でると、濃いピンク色の瞳が上目づかいにシャルナークを見上げてくる。


理性の溶けたような不気味な上目づかいがケイリュースの顔に見えず―――押し付けるつもりはなかったのだがつい手に力が入ってしまった。

そのままシャルナークはただ己が気持ちいいように腰を動かして、「あー…ヤバ、出る」と短く言ってケイリュースの口の奥に欲をぶちまけた。



「…っはぁ……ごめん、ケイ…」

「ん…、んぐ、ぅ」


頭を押さえつけていた手をゆっくりと離す。

が、ケイリュースはシャルナークの脚の間に顔をうずめたまま、腔内に放たれたそれを喉を鳴らして飲みこんでから、ゆっくりとその身を起こした。



口を開けて、舌を出して、どろりと口の中に残ったシャルナークの白い体液を零す。


唾液と混ざりゆるく垂れた精液は、ケイリュースの胸を伝いヘソからその下にまですべり落ちて。

硬くした自分自身に垂れたそれをケイリュースはぬるぬると手で塗り付けるようにして扱き始めた。


顎に白い汁を伝わらせて、どこを見ているかわからない視線でとろんと酔った表情を見せるケイリュース。


ケイリュースの手はやがてぬらりと、上向いた自分のモノのその後ろにも伸びて行った。



「ん、う……っは…、ぁッ」

「…ケイ、もしかして欲しいの?」


訊くと、ケイリュースの視線はやっとシャルナークの顔へと降りてきた。

そして視線を追いかけるようにケイリュースはペタペタとシャルナークの腹の上に手をついて、獣のように近づいてくる。


ぬらりとうつろな瞳が、シャルナークの顔を覗く。



「…ウ…、う…。欲し…デス、わたく、し…。アナタ…欲しい……」

「……ケイリュース。ねぇ、それって本当に君の本心から出てる言葉?…『心の底の真実』…だっけ?その言葉なわけ?」

「う…うう…、シテ欲しい…、一緒…、しゃる、な、ぁく…アナタ…好きィ……」

「…そっか…。わかった…」


舌を出し、ぽたぽたと口から伝った白い液体を落としながら、荒い息を吐いてケイリュースが言う。

その瞳はもう、シャルナークを見ているようで見ていなかった。



―――もう何を言っても駄目っぽいな、とシャルナークは思う。

今のケイリュースはもはや、ケイリュースの皮をかぶった『何か』だ。



「(ピンク色の蛇に犯された、哀れな性奴隷って?…ま、本当の君がどんななのか知ってるわけじゃないけどさ)」


でも、同情じゃないから。と呟いてシャルナークは、はぁはぁと物欲しげに懇願してくるケイリュースのまぶたに口づけを落とした。


シャルナークの手はするりとケイリュースの胸をなぞり、艶めかしくケイリュースの下半身へと降りていく。


「…ア、…ゥ…それ、好き…、ワタクシ…キモチ、イ…ぁ、あ…ッ」

「ふーん?…オレも、結構好きだよ。ケイのその、イキかけのやらしい顔見るの」


絞め落とした時に一瞬垣間見たそれを思い出し、また、今も気持ちよさそうにタラタラと涎を垂らして快楽を享受するケイリュースを見て、シャルナークは意地悪く笑う。



……別に同情じゃない。



オレだって"クモ"。

網にかかった獲物は、喰える時に喰っておくよ。


ケイのことは嫌いじゃないし。





「ん、…んぅう…っぁ、ア…ッ!!」


少し指を立てて強くケイリュースを扱いてやると、ケイリュースは背を丸めてビクビクと小刻みに震えた。

水に濡れたケイリュースのストロベリーブロンドの髪が、重たく宙に揺れる。



「…おいで、ケイ」


イッて、とろんと蕩けた目をするケイリュースを、腕を引っ張ってのろのろと自分の上に引き上げた。


そして片手でケイリュースの上体を自分の胸へと抱き寄せたシャルナーク。

自身の首元に顔をうずめるケイリュースの、その細い腰に逆の腕を回し。

ケイリュースの後ろ孔を、今しがたケイリュースが吐いた精液でぬるつく指で探り当てた。


ふにふにと押すように何度か指でそこを擦ると、「ぁん…、んん、」という短い嬌声と共にケイリュースの身体がピクリピクリと反応する。

ケイリュースの濡れた髪がはねて、シャルナークの頬にペタと触れた。



「…ケイ、体すっかり冷えちゃったね。後でもう1回ちゃんと流そうか。これから中に出すのも全部」

「ふぅ…、う、ん……ア…しゃるな、く…、きもちい…、好き、好きぃ…」



2本の指がケイリュースの中を解すように蠢く。ケイリュースはふるふると小さく肩を震わせ、何度も同じ言葉を睦言のように繰り返していた。

ケイリュースの口から漏れる吐息が、ケイリュースの顎がうずまるシャルナークの首元付近を熱く湿らせて。

気づいたシャルナークはケイリュースをさらに強く抱き締めて、濡れた髪に口を寄せた。


その間にもう片方の手はケイリュースを責め、何度も擦り付けるようにしてぬめりを奥まで塗りこめる。



「やぅ、…う……拡げ、な…、しゃるなーく…、ン…一緒、もっと奥、スルの欲しい…、ワタクシ……ア、」

「そう?濡らさないと痛いと思うけど…。ん〜〜…?いいよ。じゃあケイ、ちょっと起きて」

「う…? ん、……!!」


少し身を起こして、ケイリュースは気づいた。


ケイリュースの後ろには、ひたりとシャルナークの先端が押し付けられている。

このまま身を起こせば、ぬるつくそれはケイリュースの中へと押し込まれてくるだろう。



口をぱくぱく開閉して、中腰の格好でケイリュースはシャルナークを見る。

そのときやっとケイリュースの瞳に色が少し戻った気がした。


動きを止めてしまったケイリュースに、それでもシャルナークは屈託ない笑顔を向け、容赦ない言葉を投げつける。


「どうしたのさケイ?起きなよ。…早く」

「…う、んん…アナタは、意地悪…、ボス、同じ……デモ…、デモー……ア、あぁ…ッ!」


不平をこぼしつつも、ケイリュースは言われたとおりにゆっくり身を起こし、そこに腰を下ろす。

少しずつ入ってくる感覚にぞくぞくと得も言われぬ快感が背筋を上って、悩ましく眉根を寄せた。



シャルナークの腹の上に手をついて、ストロベリーブロンドの髪を揺らしもがくケイリュース。


それがじれったくて、愛らしく見えて、シャルナークは口角を上げる。

そしてケイリュースの包帯の巻かれた膝をくっと持ち上げた。


「……ッ!!」


脚の角度が変わり、つながった部分のみがケイリュースの身体を支えた結果、自重によってそれは一気にケイリュースの中へと侵入を果たす。

意図せずに奥まで咥え込んだその強い衝撃に、声にならない声がケイリュースの口をついた。



「……ヒァ、ぁは、…イッあ、ァ…ウ…」

「あーあ。入れられてイッちゃったんだ?オンナノコみたいだね。そんなに気持ち良かった?ケイ」



ガクガクと痙攣する内股。まだ半勃ち状態の雄が白濁を吐き出すことも無く。

それでも丸めた背を支えるように腕を突っ張って、迎えた絶頂に身体を強張らせる。


そんなケイリュースの腰を抱いて、シャルナークはさらに根元まで自身を中へ埋め込んで、ゆっくりと腰を前後に揺すり始める。

留まる事のない快楽にケイリュースの中はぐにゅぐにゅと硬い肉竿を締めつけて、なおシャルナークを奥へと誘うようだった。

濡れたストロベリーブロンドの髪が白い肌に張り付いてたわみ、宙に零れる様が、一層ケイリュースをいやらしく魅せる。


「あー……あゥー…ウ、んんぅ、気持ちイイ…、きもちい…、ッあ、あ……ボス……」

「あ…はは、オレは『ボス』じゃないってば、ケイ。君、結局誰でもイイ訳?」



わずかに汗を垂らしつつ、それでもまだ余裕をにじませた笑みを見せて、シャルナークは訊き返す。


オレが似てたのは、君の髪を好きだと言った君の犬だったんじゃなかったっけ…?と。

するとケイリュースは蕩けて潤んだ視線を、ゆらゆらとシャルナークの深緑色の瞳に合わせてきた。



「違ぅ…、ちがうマス。ワタクシ…誰でも…違う、ワタクシ、アナタダケ…ボスだけ…、ダカラ……うう…」

「……あっ、これ、本気だな、っ…」



震える腕で自身を支え、ケイリュースは自ら腰を揺らしはじめる。

腕の間から、また硬く反り返ったケイリュースがたらたらと涎を零しているのが見える。


抜き挿しするたびに、先走りであふれたシャルナークのものか先に塗り込めたケイリュースの白濁かがグチュリと溢れて水音を立てた。




「あ、あ…、ボス…、ボス、ぁん、……あ……、うぅ…、ちが、チガウの、違う。ごめん、ゴメン…、違うカッタ、アナタ、ボス違ッタ…シャルナーク…、ごめん」

「んん…?」


快楽に溺れていた途中、今初めて気が付いたかのように急にあわあわと慌てた後、ケイリュースが前かがみに手をついて、そっとシャルナークと距離を縮めてきた。


濃いピンク色の瞳が、「ゴメンナサイ、ごめん、ごめんなさい」とぽろぽろ涙をこぼして訴えてくる。

「…なに?」とシャルナークは緩やかに前後させていた腰の動きを止めた。


「うう…ボス、は言うの、同じ事、ワタクシ…、に、スルします。ダカラ間違いたある、ワタクシ、ごめんナサイ、しゃるなーく…」

「ん…?それは、オレと『ボス』が同じ事したって事…?」


言う間に『おいで』とでも言うように両腕を伸ばしケイリュースを促して、先ほどと同じように胸の上に抱き寄せた。

そしてシャルナークはケイリュースの後ろの双丘をそれぞれ両手で押さえて、腰を大きくスライドさせる。



「ヒァ…!!」


座っている時より奥までは入らなかったが、抜き挿しの幅が広くなって快感が強くなった。

スパートのように激しくなるそれによって、ケイリュースは気持ち良さでシャルナークの腕の中、小刻みに打ち震える。


「んっ、あっ、ぁ、ひんっ、…ひゃァ、あ、あー…」

「…ケイ〜?」


自ら追い込んでおきながら、それを咎めるような意地悪な口調でシャルナークはケイリュースの耳元に囁く。

一人気持ち良く目を細めていたケイリュースが、びくりとその濃いピンク色の瞳と口を丸く開いた。



「アゥア…。しゃるなく…ごねんなひゃぃ…。ソウ、ワタクシ…、そう間違い、ゴメンナしゃィ…。はひ、ぁっ、あ…、ぼす…、んっイツモ、ボスは意地悪、シタ。ワタクシ、を…。イジメて、甘えさせて優シクする、ボスの、同じ。しゃるなーく、も同じ、シテ…ウゥン、ん?シャルナーク、は似テタ、ダカラ…。
 あッ、ァ…でも、シャルナーク、は、まだ違いマスネ。ワタクシ、スキの分かる…カラ、気持ち。ウレシイ…。
 デモ、ボスは……。あ、あ…ワタクシ、は優しいボス好き…イツモ、…デモ、でもボスは、……本当は、真実、は…、わたく、し…、知って、あ、っぁ、アアあッ!イク…ッ…!」



シャルナークの服を握り締めて、びたりとシャルナークの身体に自身を押し付けるようにくっつけた。

シャルナークの服と、伸ばして立てた自分の指でケイリュースは自身を絶頂にまで押し上げ、そのままビクビク精を吐き出す。


ケイリュースの身体が強張るのに気付いてシャルナークもまた、反動でぎゅうぎゅうに蠢動する中へ自身を深く埋め込む。


「…っ、ケイ…」

「う…ウゥ…」



熱を吐き、肩にカクリとこうべを垂れてヒィヒィと荒い息をついていたケイリュースをシャルナークは強く抱き締める。


朦朧としたケイリュースのピンク色の瞳が見上げてきたので、唇に触れるだけのキスを交わした。




















「…戻ったぞ。どうだ、早かっただろ?」

「あ、お帰り団長」



クロロとシズクとウボォーギンが建物を出て行ってから2日後の夜。

宣言通りに3日と経たずに仕事を終えたらしい3人が無傷で流星街に戻ってきた。

3人とも目立つ荷物は少ないことから、どうやら今回の獲物は小さい何かだったようだ。




「それよりも…、なんだ?お前達。少し見ない間に何があったんだ?ずいぶんまた仲が良くなったな」


扉を開けてからまず目に飛び込んできた光景を見て、怪訝な表情でクロロが尋ねてくる。


床に座って膝の上でパソコンのデータ整理をするシャルナークのぴったり後ろに、ケイリュースがくっついて座っている。

シャルナークの腰に手を回して背後からゆるく抱きついているケイリュースの長い髪は、なぜかポニーテールになっていた。


「わ、可愛い」とシズクが、「おお、イイじゃねーか」とウボォーギンがケイリュースを見て言う。




「…なんか、今度はオレが『ボス』と勘違いされた」


じゃりじゃりと砂埃を踏み鳴らし近づいてくるクロロを見上げ、シャルナークはクロロの質問へと答える。


「何故だ?」

「いろいろあったんだよ。いろいろ。話すと長くなるよ?」

「…簡潔に頼む」


「オレの抱き方が『ボス』と似てるんだってさ」

「……わかった。何があったのか全てな」


「正直あんなおっさんと似てるとか勘弁して欲しいんだけど…」

「…おっさん…?」


思い出すように、クロロの顔とは別のところに視線を上げて言ったシャルナーク。

クロロは疑問符を掲げていたが、シャルナークは「後で説明するよ」とまたカチャカチャとパソコンのデータ整理作業に戻ってしまった。




「ねえ、ところでこれどうしたの?」

ケイリュースのポニーテールを触りながら、今度はシズクが尋ねてくる。


「ウフフ。くすぐったいデス」

「汚かったから風呂に入れたんだよ」

「なんだ。じゃあシャンプー全然間に合わなかったね。せっかく盗ってきたのに」

「あ、それは次の時また使うから預かっとく」


とシャルナークは笑顔で手を出した。

シズクは「そう?」とそのシャルナークにコンビニのビニール袋を手渡す。


「言われたとおりシャンプーと、あとトリートメントもついでに盗ってきたよ」

「おっ、さすがシズク。女の子だね。サンキュー」


中身とサイズが合わない小さな袋を開けて確認する。(たぶん外身と中身を別々に盗って来たんだろう)

ボトルサイズのシャンプーとトリートメントがセットになった、ショッキングピンクの大きなリボンがついた可愛らしい袋が出てきた。


シズクのイメージじゃないなぁ、とか笑ったらデメちゃんで殴られる気がするのでシャルナークはそれ以上黙っておくことにした。




「…しかしずいぶん見違えたなコイツも」

「だろ〜?初めて会った時から素材は良いと思ってたんだ」


ケイリュースを見てしみじみ言うクロロに、シャルナークは得意げに笑ってピースサインをチョキチョキと動かしてみせる。


綺麗に洗ってもらって、ケイリュースの肌は白く、濃いピンク色の瞳とストロベリーブロンドの髪の色が映えるようになっていた。


くすんで汚れていた髪も本来の艶やかさを取り戻し、石鹸で洗っただけにサラサラ…とはいかないまでも、それまであちこちボサボサに飛んでいたものがそれなりにだがまとまるようになった。

今は頭の高い位置に黒い髪ゴムでポニーテールに結ばれている。


そして髪がアップになったことで、背中の黒い竜のトライバルも丸見えになっていた。その背中もまた肌がなめらかで白い。


「ウフフ。ワタクシ、は初めて。ポニーテール、シタの。ボス、ダンチョー、褒めてクレル嬉しい、ワタクシ。ウフフ」

「ははっ!そうやってるとマジで女だな、お前。普通に服盗って来ちまったけど、スカートにでもしてやればよかったか?」

「ほら。サイズは大体合ってると思う」


とウボォーギンのセリフに被るように、クロロが上半身裸のケイリュースにバサバサと新しいワイシャツとズボンを投げつけてきた。


「大体…って」

「ウボォーがな、」

「だ、団長。頼むからそれ言うのはやめてくれよ…;」



ウボォーギンの切実そうな願いは届かなかったのか、クロロはそのままシャルナークにも経緯を話し始めた。


どうやら服を盗ってくる際に、ウボォーギンはケイリュースのウエストのサイズを訊かれたらしい。

突然何気ない感じでクロロが訊いてきたので、うっかり「おう、こんくらい」と手で抱き型をつくってしまった。

「ケダモノ」とかシズクに言われたそうだ。


話を聞いたシャルナークは、少し考えた後に「うん。そうだね、このくらいだね」とクロロの前に同じく手でサイズを作って見せることにした。

クロロが微妙な顔をしたので、シャルナークは声を出して笑った。




「おう、そうだ。あと、言われてた煙草。お前、吸ったっけかそんなもん?」


見たことねぇぞ?と言いながら「ほれ」と煙草の箱を手渡してくるウボォーギンに、シャルナークは「オレじゃないよ」と返して、それを受け取る。

そして受け取った煙草の箱を、散らばった服をのろのろかき集めるケイリュースの目の前に掲げて見せた。



「はい、ケイ。君がいつも吸ってるのじゃないかもしれないけど、あげる。…吸うんだよね?煙草」


「うう…?ナンデ?タバコ、ワタクシ吸う?本当?」


「あれっ?だって君、君の犬によく煙草買わせに行ってたとか言ってただろ」

「言う?ワタクシ、言うシタデス?イヌ…、犬、はワタクシ、飼うナイデスヨ?…ですヨネ?タバコは、犬カウの?ドウヤッテ?ソウダッケ?」

「………まあいいや。預けとくね。あっても、こっちは今いるメンバーじゃ誰も吸わないしさ」



ハテナマークを掲げるように首をかしげるケイリュースの両手で抱えられたシャツとズボンの上に、煙草の箱とライターをセットで置く。


今は忘れていても、いつかまた思い出すかもしれないしね。とシャルナークは、きょとんと煙草の箱を見るケイリュースの頭にポンと手を乗せて撫でるのだった。









つづく




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ちなみに団長、下着は盗って来てないです(爆)

すもも

TopDreamピンクメドゥシアナ◆02:薄紅色の蛇(後編)
ももももも。