ピンクメドゥシアナ ◆番外編:「5日目」落花流水
※ご注意

ここから先は裏コンテンツとなっております。ウボォーギン×主人公のエロですので注意。

え?いつもより裏入るの早いって?気のせいです…
ウボォーと主人公がひたすら風呂でいちゃらぶしています…。
色々濃いので今回はこの中編から18禁警報でお願いします…(爆)閲覧は自己責任で。苦手な方はメニューへ。


では大丈夫な方のみどうぞ。










「…なに?ナァニ、これ?なにしたデスネー?」

「暴れんじゃねーよ。見りゃわかんだろ」


ウボォーギンの胸下に後頭部を擦り付け、逆さまにウボォーギンの顔を見上げるケイリュース。

持ち上げられた足をパタパタ動かすケイリュースにそう突っ込み、ウボォーギンはそれ以上の説明を省いた。


頭がおかしくなってるにしろ、説明するまでもなく目の前見りゃわかるだろ、と。


理解に時間がかかるのか少しの間ケイリュースは首をかしげていたが、そのうちに理由が分かったのか動かしていた足を止め大人しくなった。



そしてウボォーギンの腕に持ち上げられる自身の包帯まみれの脚を見やり、「ウフフ」と微笑う。




「…何笑ってんだ、ケイ。何が可笑しい?」

「ウフ。」



再び胸に後頭部を擦り付けて見上げてくる、ケイリュースの遠慮ない視線。

ウボォーギンはそのケイリュースの視線と目を合わせないままで尋ねる。



「……いくらこっち見ようがなんにもねぇぞ」

「ウフフ。ウフフフ。…すき、ウボォーギン…。強いアナタ、優しいスル、ワタクシ好き。……アナタと会えたは、たくさんウレシイデス。好き、の気持ちいっぱい、ズット一緒イタイ、思うワタクシ。
 デモー、ワタクシ見るのシナイ、ウボォーギンは、ワタクシイヤ?ワタクシ、は思うマス。ドウしたら、アナタの好き、もらうできるデス?ワタクシ、は…アナタ、欲しい…。アナタの好き、欲しい…」


「…ぁあ?」


教えて、オシエテと繰り返し、ケイリュースは再びユラユラ足を上下に動かし始める。

ウボォーギンはそんなケイリュースをしばらく黙って目だけで見下ろしていた。




―――見つめてくる相手に面と向かって"それ"を口にするのは非常に、なんというかその…、照れくさい。


口をへの字に結んでむっとした表情でケイリュースを見ていたが、やがてはニコニコ見上げてくるケイリュースのその満面の笑顔に根負ける。

息を吐き「しゃあねぇか」と笑って、ケイリュースのおでこあたりをぐしゃぐしゃと撫でた。



「…う?」

「お前、馬鹿だもんな」

「バカ……、ばか!?ナンデまた言う、シタデスネ!ウボォーギン!馬鹿言ウ!ワタクシ馬鹿、チガウです!バカバカ!ウボォーギン馬鹿!」

「うるせぇ、暴れんなw そういうトコが馬鹿なんだろw」



自身の操作能力で壊れてしまったケイリュースは、口に出した言葉をそのままの意味でしか受け取れない。

「…馬鹿だからちゃんと言わなきゃわかんねーよな」という意味でウボォーギンは言ったのだが、当然のようにケイリュースには伝わらなかった。


ウボォーギンの「馬鹿」という言葉に脊髄反射でバカバカ繰り返すケイリュース。

きっと今の今まで自分が口にしていたウボォーギンへの好意の言葉も、この瞬間ケイリュースの頭からは吹っ飛んでいる事だろう。

『ホンット馬鹿だ』と思いながら、そんなケイリュースをウボォーギンは嫌いにはなれなかった。



「(…オレも大概に単純だな…)」


と自嘲の笑みを口元に浮かべ、ウボォーギンは再びぐりぐりとケイリュースの頭を撫でる。




「う、うー!ナンデ笑う、スルデス!うぼぉーぎん!ワタクシ、馬鹿ナナイ…」

「わかったっつーのw …いーからちゃんと話聞け。1回しか言わねぇぞ?」

「ぅ?」




「……好きだぜ、ケイ。オレもお前が好きだ」




不満そうに口を尖らせるケイリュースに、結局その言葉を直球で伝える。


するととたんにケイリュースは、今までにないくらい大きな花を顔の周りじゅうにパァーッと咲かせて笑った。

現金な奴だな、とそれを見てウボォーギンもまた笑う。



「…好き!?好き…言うシタ、アナタ!ホントウ!?」

「ああ。つーかちょっとでも嫌いなら、そもそも最初からこんな面倒な事してねぇんだよ」

「ああ、言う…は、ウボォーギンは、本当!好き、ホントウ…!ワタクシを好き…!ウフフフ…」


両手で口元を押さえ心底嬉しそうに微笑んで、ウボォーギンの身体の上でころころと上体を左右に動かす。ケイリュースのその姿はまるで、恋する乙女だ。

『お前なんでそんなに馬鹿なんだよw』と心の中で笑いながら、ウボォーギンは動き回るケイリュースの身体をうざったく手で押さえた。



「少し落ち着けって。…そんなに嬉しいか?ケイ」


「ウフフ。嬉しい。ウフフフ。ワタクシ、たくさんウレシイ。…ワタクシも、好き。スキデス。ウボォーギン。大好き。アナタの目、好き。ワタクシ、を、チャント見るしてイウ、イイデス…。愛してる、好き言うアナタ…ワタクシも好き…、ホントウは好き…。ワタクシの、真実…。ウフフ。
 ……ダカラ、シテ?ウボォーギン…。嬉しいワタクシ、もっとウレシイ、して?してイイデス…。いっぱい触るの、シテクダサイ。アナタと一緒、イイの、…気持ちイイの、して…。シテ欲しい…。ウボォーギン、アナタ……好き…」


「なんだそりゃ?ハッ、お前昨日ヤッたばっかなのにまだヤリ足りねーのかよ?……お」


馬鹿にするように笑っていたら、その間にケイリュースはめいっぱいに身を起こして、胸元から喉仏、顎にかけて何度も口づけてきた。



しかし何度目かのキスの後、ケイリュースは「うう、」と漏らして恨めし気にウボォーギンの大きな身体を見つめてくる。


その様子に、『…ああ、キスしてぇのか』と理解したウボォーギンは仕方なく少し頭の位置を下げてやる。

するとケイリュースは嬉しそうに笑って、すぐさまウボォーギンの顔に唇を寄せてきた。


チュ、チュッ、とわずかにリップ音を立てながら、顎のあたりからもみあげでごわごわの頬にキスを繰り返す。

最後に口のすぐ横にもキスしてきたので、今度はウボォーギンも顔の角度をわずかに変えてケイリュースのそのキスに応えてやった。



はむ、と下唇を食んでくるケイリュースの上唇を舐めるように何度もついばんで、浅く深く緩急をつけて互いの舌を絡め、唇を食む。


合間に漏れ聞こえる、「ぅん…、くふ」という鼻から抜けるようなケイリュースの声と、ほんのりとわずかに頬を紅潮させ幸せそうにうっとり瞳を閉じるケイリュースのその表情が、気分を高揚させる。


甘くてたるいキスの合間にウボォーギンは直前のケイリュースの言葉を『ふーん…?』と反芻し―――本当に良いんだな?とばかりにそこからは主導権を奪った。

ウボォーギンの方からケイリュースに覆いかぶさり、その唇を深く貪る。




「……んぇ…、ぅ、ぼ……」


身体を反らせて逃げるケイリュースの背を逃がすまいと力強く抱き寄せ、その口を分厚い舌で無理やりに割って押し入った。

苦しそうに呻くケイリュースのその濡れた腔内を何度も舐め取るようにして犯す。


及び腰の薄い舌を絡め取って吸い上げると、ケイリュースもウボォーギンの肩に両腕を伸ばし組み付いてきた。

負けじと自分の舌ごとウボォーギンの唇に食いつくかのようにして、熱くキスを返してくる。


ちゅうっ、と音を立ててウボォーギンの舌に吸い付き、自分の口へと必死で引き込もうとするケイリュース。

んなことオレと張り合ってどうすんだ、と心中で突っ込みながらウボォーギンは余裕の面持ちでケイリュースの唇からぬるりと自分の舌を引き抜いた。


「ふあ、」と薄く口を開け、名残惜しそうに舌を出して見上げてくるケイリュースの頬に、オレの勝ちだと言わんばかりに唇を押し当てて濃厚なキスをくれてやる。



「うう…」

「……っは…、お前何やってんだ?」


ぺろりと自身の唇を舐めて、ウボォーギンはケイリュースに訊く。




「…ニク…、おいシイ、の…カラ…」

「肉かよw 肉じゃねぇよ。食う気満々かw」



馬鹿すぎるだろと愉快気にケイリュースを笑い飛ばした。

そして「ナニ笑うデス…?」と困ったように小首をかしげるケイリュースの額に、ウボォーギンは「バーカ」と再び、愛おしそうに口づけを落とす。


そのまま鼻先でケイリュースの濡れた髪を掻き分け、出てきた耳に微かに息をかけ軽く噛むとケイリュースが悩ましげに「…やぁう…」と声を上げた。


くすぐったさにかふるりと身を震わせて、両腕で顔と耳を隠そうとする。

そのケイリュースに、ウボォーギンは「今度は脇が甘ぇな?」と楽しそうに囁いた。

囁くと同時に脇の下からするりとケイリュースの胸元に手を滑り込ませ、平たい胸の上に転がっていた突起を指で挟むようにして撫でさする。


先端をくりくりと指で掻いて弄ぶたび、ケイリュースは眉根を寄せ、切なげな表情で身悶える。ケイリュースの目には生理的なものか涙が滲んでいた。



「…ぅ、…あ…、ぁ…」

「お前男のくせにマジで乳首弱すぎだろ…。そんな好きなのか?ここ」

「…あふ、…好き。イイの…、触るのシテ、もっと…。あ…気持ちイイ…カラ…」


意地悪のつもりで訊いたのに、ケイリュースはペタリとウボォーギンの大きな手に、その半分程度しかない大きさの自身の手を重ねてきた。指を絡め、行為の先を促してくる。

ケイリュースのその行動に『どんだけ身体慣らされてきたんだ』と一時呆れるが、次の瞬間にはニヤリと口の端を吊り上げウボォーギンは笑った。


「…ま、嫌いじゃねぇぜ」と呟くように言って、ケイリュースの背を腕で持ち上げ、空いていたもう一方の突起をその唇でなぞった。










「……あー、…これ最後まで行くね。ケイ、鼻血は出してないんだけどな…」

「鼻血って…?っていうか相手の女の子にあそこまでされて行かなきゃ、ウボォー、男としてダメじゃない?」


「…いや待て。その前にケイリュースは女じゃないぞ?」



シャルナークの見解に対してどこか的外れなことを言うシズクにクロロが突っ込んだ。


「…ついてるからな?」と一応確認すると「え?わかってますよ?」と。「ちゃんとついてるじゃないですか」と、きょとんとした顔で返され、クロロは押し黙る。

……お前の思考回路は一体どうなっているんだ、とその顔が語っていた。



「可愛いからねー、ケイ。…っていうかここ2、3日ですごく可愛くなったよ」

「見た目可愛かろうが男だろ。お前までどうした?」


あはは、とシャルナークまでもが楽しそうに笑うので、オレが変なのか?とクロロは自らの感性に自信を失くしかける。



「そんな事言ったってさ。だったらなんで団長はウボォーにゴムなんて渡したんだよw」

団長だって公認だったんじゃないの?とクスクス笑いを漏らすシャルナークに、「あれか…」とクロロは昨夜の事を思い出す。




「…ウボォー、やっぱりバスに居た」


とシャルナークが昨夜ケイリュースをウボォーギンの元へと連れて行き、1人で建物へと戻ってきたあの時。

シャルナークとシズクがそのまま「ケイ、ウボォーと仲直りできた?」「うーん、たぶん大丈夫だと思うけど、五分五分かな」などと会話していた横から、「大丈夫だ。ケイリュースがずっとさっきの調子なら、たぶんあいつらは朝まで戻ってこない」と答えたクロロ。


「なんで?わかんないじゃん」と訊き返されてクロロは、街に出た時にあいつにはコンドームとローションを渡してあるからと白状した。


「ちょww団長w 何をウボォーに渡してるのさww」

「あの物狂いがちょっとでも口を滑らせれば、たぶん落ちるぞあいつ」


絶対面白いことになるから見てろ、とその時は冗談半分に笑っていたが、どうにも予想以上の成果が釣れてしまった。



…強化系怖いな。




「あの時は、あんな狂人…しかも男なんぞに惹かれかけている自分に狼狽えるあいつの姿がどうにも笑えて、ついな」

「団長、サイテーですね」

「ああ。ちょっと早まったかもしれない」



「ウボォーがあんなイカレ相手にあれほど本気で惚れるとは思ってなかったんだ。完全に当て推量だったな。読みが甘すぎた。次があるならもっと慎重に行こう」

などと素っ頓狂な答えを返して考え込む体勢になってしまったクロロに、「そういう意味じゃないですけど」とシズクが突っ込む。


シャルナークはそれを聞いて「シズクが突っ込める立場じゃないってw どっちもどっちだろ」と2人の背後で笑うのだった。











「ん…、あ……、…ア、う…」


むず痒いような快感に身をよじり声を漏らすケイリュースの両の乳首を、指と舌とでさらにこね回す。

じっとりと舐め上げ舌先で先端をつつく度、ケイリュースは細めた目に涙を浮かべ、涎とともに声を零す。


薄っぺらい胸に触れるウボォーギンの手には、トクトクと早鳴る心臓の鼓動が簡単に伝わってきた。



「…お前、こんなとこ弄くられるだけでスゲェ興奮してんだな。まるっきり女の体だぜ、それじゃ」

「ふー、う…、ぅう、おんな、ひゃッ、ナイ…の、ん、ワタクシ…、あ…、ゥンン…」

「何言ってやがる、全然分かんねぇぞw …ま、こんなモンついてる時点で、お前が女なんてのはあり得ねー話だがな」


と、ウボォーギンはケイリュースの脚を抱いていた方の手を、ゆっくりとその内股へと這わせた。

小刻みに震える細い脚の中心で勃ち上がっていたモノを握ると、びくりとケイリュースの腿が跳ねる。



「なんだ、すげぇカチカチだな?…イイのかケイ?おい、言ってみな」


「ふあ、う…、イイの、気持ちイイ…。うぼーぎん、いろんなの、触るスル、の、ドキドキ。ワタクシ、スゴク気持ちぃ…あっ、…ああっ!」


勃起したそれをケイリュース自身の腹に押しつけ、大きな掌で潰すように何度も撫でこすって扱く。

ほどなくしてとろりと先端からあふれ出てきた透明な体液にウボォーギンはより気分を良くしたようで、「へへ」と笑みを零しながらケイリュースが零した蜜をぬるぬるとケイリュース自身に塗り付けていく。



「ん…、あん、うん…、何する、デス…?ウボォーギン…。触るの、いっぱいイイ…ケド、デモ、あっ、ワタクシ、ウボォーギン…アナタ、イれるの欲しい…。一緒、一緒…、ひとつナル、シテ欲しい…」

「ド直球すぎるだろww オレはお前のそういうトコ好きだぜ、わかりやすいからな。…けどまあもうちょっと待ってろ。突っ込むのもイイがこういうのもイイかと思ってよ」

「ぅう?」


と、ウボォーギンはケイリュースの身体を両手でひょいと持ち上げた。

自身の股の上へ後ろ向きにケイリュースを座らせると、臀部に挟まる太い幹の感触に、期待からかケイリュースは「ぅあ、」と短く声を漏らして嬉しそうに身震いした。

そして挿れやすいようにかケイリュースはそのままへたりと身体を弛緩させ、ウボォーギンの胸へと寄り掛かってくる。



そんなケイリュースを上から覗き込み、ニヤニヤと悪い笑みを浮かべたウボォーギン。

だらしなく開かれていたケイリュースの細い両脚を、今度は片手ではなく両手でそれぞれ両脇から押さえつけ、閉じさせた。



「は…、う…? ウボォーギン…、ナニ…?―――ぴっ!?」


脚を少し持ち上げられたかと思ったら、細い脚の隙間から自分のモノとは比べ物にならない大きさの男根が突然頭を覗かせて、ケイリュースは驚いてビクッと目を見開く。

口をぱくぱく開閉させ青ざめているケイリュースを鼻で笑い、ウボォーギンは股の間に通した自身とその上に重なっていたケイリュースのモノとを擦り合わせ、突き上げてきた。




「あっ…!なに、コレ、なぁにっ、あっ…あぅ、うぼ…!ん、キモチイ…くふ、あ…!」


バスタブのお湯が撥ね、ぱちゃぱちゃと水音を立てる。

熱く脈打つ肉塊が陰嚢を押し上げるように擦り、先端の一番太い部分が裏筋にぐりぐりと触れる。

挿入とは別種の一体感と快楽とにケイリュースは恍惚として目を細め声を漏らす。



「ほーぉ?結構オツなもんだな。オラ、ケイ。ぽやっとしてないでここ握れ」

「はあ、あ…ゥン、…うう?」


両手で押さえつけていたケイリュースの脚の片方を一旦解放し、ウボォーギンは空いた手でケイリュースの小さな手を握り、2本のペニスへと押し当てた。

頭同士が密着するように握らせて、ケイリュースが零した先走りのぬめりをぬるぬると塗り込めるように撫でる。


それからケイリュースの耳元で「やり方はわかんだろ…?」と低く囁いて、その先を促した。

そのまま耳を食んでやるとケイリュースは「ふぁうっ、」と艶っぽい声を上げ、びくりと肩を縮こめる。


自身の身体に寄り掛かったままプルプルと仔兎のように震えて何もできないでいるケイリュースに、「オラ、どうした?」とウボォーギンは指でツーッと脚の付け根を上に向かって撫で、責めた。

「ぴゃァ」と小さく悲鳴を上げて脚を宙に躍らすケイリュースが面白くて、ウボォーギンはなおさら愉しそうに嗤う。



次いで、いまだに脚を押さえていたもう一方の手もぺたりとケイリュースの脇へと添え。

自身の胸板に寄り掛かるケイリュースのその平らな胸を、背後から身体を持ち上げるかのようにして大きな掌で擦り上げた。

敏感な胸の頂きをそれぞれ両手で撫でまわし、指の腹でふにふにと弄くり倒す。



「っぁ、ゃあー…あ、う…うぼーぎ、ん…っ」

「はっ、なんだよケイ?…オラ、ぽやっとしてんなっつったろ。お前もちゃんと気持ち良いように手ぇ動かせ」

「…ぁ、ん…、うぅ…。んふ、んっ」


催促のように腰を揺さぶられて、突き上げられるような快感に眉を寄せながらもケイリュースは身を起こし、ゆるゆると手を動かし始めた。

少し前屈みに身体を倒して自らそこに唾液を垂らし、股の間でぬるつく太い幹を自身のモノと互いに擦り合わせる。

時折意地悪く笑うウボォーギンに胸の突起をつままれて手を止めてしまうも、唇をキュッと結んだ悩ましい表情で快感をやり過ごし、それでもケイリュースは懸命に手を動かした。


自身の先端をウボォーギンのそれに押し当て、ひとまとめに撫で扱く。

同時に、ずりずりと腰を動かして素股と性器の全部でウボォーギンの大きなモノを煽っていく。


「お…、中々いいぜ?ケイ…」

「んゆ…、うう」


前屈みになっていた薄ピンク色の後頭部をぐりぐりと撫でてから、ウボォーギンは再びケイリュースの両脚を両手で押さえつけそれでもって幹を挟んだ。

そしてケイリュースの背に覆いかぶさり、ゆさゆさと身体を揺り動かして、高みを目指す。

…がしかしやはりというべきか、先に快楽を叩き込まれていたケイリュースの身体の方がウボォーギンよりも早く絶頂まで追い込まれてしまう。



「やぅ、ふぅ、イッ…、あ、わたく、し…!ウン、んん…っ!…ア…、…あっ!んぅッ」

「…なんだ、もうイッたのか?ハハッ、相変わらず早ぇなお前」

「はあっ、あぁっ…」


ウボォーギンの太い陰茎に先端を押し付けるようにしてケイリュースが白濁した欲を吐き出した。

しかしなにか物足りないのか、吐き出した精液でぬめるウボォーギンのモノにそのまま半勃ちの自身を擦りつけるようにしてさらに腰を動かす。



「はぁ、はひ…、ひん、うぼぉーぎ…、欲し、ワタクシ…。アナタ…欲しぃ…」


そう言って背後のウボォーギンに振り返り、涎を零しながら舌を出してはあはあと息荒くキスを強請る。

「上出来だな、ケイ」とストロベリーブロンドの髪に無骨な指を通してケイリュースを抱き寄せたウボォーギンは、ケイリュースの望むままに、舌を絡めて深くキスを交わした。









「…なんかウボォー、こう見るとすごく痴漢っぽい;」


柱の影で、部屋をのぞきながらぼそりとシャルナークがそんな事を呟く。



「…見た目からしてむさくるしいからなあいつは…」

「でもケイは全然嫌がってないみたいです。可愛い顔してる」


「そうだな…。一体あのイカレの目にウボォーはどんな風に映っているんだ…。やはりそういう趣味なのか…」


バスタブの中でウボォーギンと重なり合い、嬉しそうにキスを受けるケイリュースの姿をまじまじと見つつ、口元に手を当て何やら考え込む体勢になってしまったクロロ。

そのクロロに振り返り、シズクが言う。



「え。団長、男は見た目じゃないって昨日言ってましたよね?」


「そうなんだが…。実際のプレイを見ると、さすがにな。頭がイッてるにしても、ウボォーに惚れるには無理があるとは思わないか?」

「ウボォーがそれ聞いたら怒りますよ?ケイにはたぶんウボォーが1番に見えてるから、それでいいと思うけど…」


「ふむ…、恋愛とはそういうものか…。いや、やはり分からん。分かりたくない。何故相手がウボォーなんだ…。ウボォーじゃなければこの余興ももっと楽しめたかもしれんのだがな…」



「…と言いつつ団長、何やってんの?w」


と、楽しめないと言いながらもごそごそと懐から携帯を取り出すクロロに、シャルナークが半笑いの顔で突っ込む。



クロロがやろうとしていることも想像ついたが、シャルナークはあえてクロロに問いかけた。

クロロはぽちぽちとサイレントモードのそれを操作しながらシャルナークに答える。その視線は携帯の画面を向いたままだ。



「いやなに。とりあえず撮影して検証に使う」

「とりあえず何の検証だよww 下手な言い訳にしか聞こえないってw 団長も案外楽しんでるんじゃん。…ってかこんなトコで写真でも撮る気なわけ?バレるんじゃないの、さすがに」

「いや写真じゃない。動画だ」

「………っぶw」

「…声は出すなよシャル」



笑い声を漏らしたかと思ったら、シャルナークはバッとクロロに背を向けてしゃがみこんでしまう。

口元を手で押さえプルプルと震える肩の動きを見る限り、必死で笑いをこらえているようだ。


そんなシャルナークに釘を刺して、クロロは携帯のカメラを部屋へと向けた。

撮影開始時に音が鳴ってしまうが、タイミングを見計らえば大丈夫だろうと高を括って。


…こんなことならさっさと携帯を改造しておくんだった。



「もー!団長!ケイが可哀想ですよ!」


そんなクロロを見て、普段どんな時も無感動を貫いているシズクが、わずかではあるが珍しくその表情に感情を覗かせてクロロを非難してきた。


「静かにしろ。大体、あのイカレならバレてもそう気にしないと思うぞ?」

「そういう意味じゃないです!…っていうかウボォーにバレたらどうするんですか?絶対怒ると思いますけど」

「その時はその時だ」


と、クロロが言った瞬間に撮影開始のチャンスは来た。








「ん、ん…、―――アッ!?」


ケイリュースと唇を合わせた状態で、ウボォーギンは膝立ちに身を起こした。

ウボォーギンの身体の上に乗っていたケイリュースの肢体は当然前方へと投げ出され、バスタブのふちにばちゃりと大きな水音を立て押し上げられる。

両手でしがみついたバスタブのふちに上体を預け、ケイリュースはうつ伏せに下半身をウボォーギンの前へと晒す格好になった。



「うぅ…、うぼぉーぎん…」


脚に力が入らず必然的に尻の位置を下げてしまうが、ケイリュースのすぐ背後に密着するように膝立ちしたウボォーギンの太ましい大腿部のせいで座り込むことはできない。


さらには腰を掴まれ持ち上げられて、ケイリュースの頭の位置が下がる。

支えがあるとはいえ、立つにも座るにも中途半端な高さに尻を固定されて、包帯の巻かれたケイリュースの脚がプルプルと震えた。



「悪ぃな。脚痛ぇと思うけどちょっとばかし我慢してろ。オレも気持ち良くさせてくれよ、ケイ」

「……うん、…ウン。ワタクシ、は、がまんスル…。ダカラ、して。一緒なのイイ…。ウボォーギン…アナタ、ワタクシ欲しい…あっ!?あ、う…」


差し出されたケイリュースの尻の中心を、舐めて濡らした指でつつくように擦る。

ゆっくりと押し拡げるように指を挿し入れると、今朝方まで何度も犯したその穴はまだねっとりと湿っていてやわらかかった。

一応、行為の最後に掻き出してやりはしたが、ぬちぬちと粘性の水音を立てるそこはウボォーギンの指2本を簡単に呑み込んでしまう。

慣らすように指でほぐし拡げると、割とすぐにケイリュースの身体は受け入れる態勢が整った。



頭を下げバスタブ外に長い髪を垂らし、代わりに腰を高く上げて、はあはあと息を荒げるケイリュース。

その尻肉を手で拡げ、ウボォーギンは晒された後ろの口を怒張した棹で擦り上げた。

ケイリュースが先に吐精したものでぬめって、これならローションなくても入るか?とウボォーギンはニヤリと口元に笑みを浮かべる。



「はっ、あっ、ア…、ぅ、………う?」



期待でキョロキョロしていたケイリュースが、ある一点をふと見てから突然その動きを止めた。

頭を上げて、余所見したままぴたりと動かなくなってしまったケイリュースに「どうした?ケイ」とウボォーギンは尋ねる。



「…ダンチョ…?」

「……あ゛?」








後編へつづく




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