ピンクメドゥシアナ ◆03:soul stealer(後編)
※ご注意

ここから先は裏コンテンツとなっております。ウボォーギン×主人公のエロですので注意。

後半からウボォーが野獣と化しましたので、18禁警報です…(爆)
いろんな意味でひどいですが、文句は受付いたしません(死)
なので閲覧は自己責任にてどうかお願いいたします。無理だと思ったらメニューの方へ。


では大丈夫な方のみどうぞ。











「ん……ぅうん…」


首元に抱きつくケイリュースの身体を少し浮かせ、はだけていた襟元に指を突っ込んでひとつずつボタンを外す。

外す先からウボォーギンはケイリュースのその白い肌に唇を寄せた。



華奢な鎖骨から、平らな胸元へ。

その間にウボォーギンの太い腕は開いたシャツの裾から中へと侵入してケイリュースの素肌を抱く。


腕が入り込むことによってさらに大きく開くケイリュースのシャツ。


そこから覗いた胸の突起にべろりと舌を這わせると、ケイリュースの身体が大きく跳ねた。

無意識に逃げようと反る身体をがっちりと抱いて、ウボォーギンはさらに何度もそこを責め立てる。


分厚い舌の腹で、柔らかい突起を押し潰し舐め上げて、吸う。

こねくり回して弄ぶたび体を強張らせて反応するケイリュースを見て、マジでこりゃ胸のねぇ女だな…、などという感想を抱いた。




「ふぁ…、ア、ウ……。や…、や、恥ずかシイデス、ワタクシ…」

「そうか?言う割にこっちはやけに嬉しそうだがな?」

「ゃはぁっ!?…っあ!」


親指を食い込ませるようにして、ケイリュースの下半身を強く握り込んだ。


布の上から硬くなりかけのそれをぐりぐりと苛めると、痛いのか気持ちいいのかケイリュースの表情が一気に緩む。

意識をそこに集中しているのか、どこを見ているかわからない目をしてただひたすら、与えられる快楽に浸る。


ケイリュースの、力無く後ろに垂れた頭の動きに合わせて、長いストロベリーブロンドのポニーテールが揺れた。



「う…ん、ぅ、あ…ッ、あ…」

「―――ッははぁ!なんだよ、もうイッたのかお前?早くねぇかー?」

「うぅ……ダッテ気持ちイイ…」

「涎拭けって、汚ぇなw」


ゲラゲラ笑われて、ケイリュースは頭を上げた。そして言われたとおりに、口から垂れていた涎を袖で拭く。




壊れたケイリュースは嘘がつけない。そして率直に喜怒哀楽を表し、与える悦楽にも素直だ。


「分かりやすくていいな、お前」とそんなケイリュースを見てウボォーギンは笑う。



盗賊としていつも奪う側に居るウボォーギンにとって、こういった場での男女の駆け引きのようなものなどは「面倒くさい」の一言以外の何物でもない。

どうせ最後にはヤるんだから、四の五の言わずさっさとヤラせてくれりゃいいじゃねーかと。

ケイリュースは女ではないが、「好き」とか「気持ちいい」とか、なんでも率直に言う今のケイリュースはウボォーギンの性には合っていた。


「可愛いぜ」とケイリュースのおでこあたりをくしゃくしゃ撫でたウボォーギンは、今度こそケイリュースのズボンのジッパーに手を伸ばした。



それを下ろして出てくるのは、ガチガチに硬くなった男性器だ。

髪はピンクだしこんなに女顔なのにな、と思いながら、しかしもうケイリュースの身体が男のものでも最初ほど気にならなくなっていた。




「アッ……んっあ、」


先走りの蜜をあふれさせるそれを、直に手荒く扱う。

鈴口に指を立て、何度か強めに刺激を与えてやるとケイリュースはあっけないほどに限界を迎えた。

身を震わせて、白濁をウボォーギンの手に零す。


ウボォーギンは一度だけ手を振ってあらかたのそれを床に振るい落とし、こうべを垂れて荒く息をつくケイリュースを「早ぇーな」と鼻で笑った。



片腕でケイリュースの上体を抱き起こし、そしてまだぬめりの残る指でトントンとケイリュースの口元をノックした。


「舐めろよ、ケイ。お前のだ。ちゃんときれいにしろ?」

「う…?んぐ」


軽く開けられたケイリュースの口にすかさず無骨な太い指2本を押し込んで、無理やりそれを舐めさせる。


自分の吐いたぬめりの不味さに眉を寄せ、ケイリュースはウボォーギンの腕を押し返そうとするが、もちろん敵うはずもなく。

人差し指と中指で舌を挟むように掴まれて諦めたのか、自ら指に舌を絡め、音を立ててそれをしゃぶりだした。



ケイリュースの手は、先ほど熱を吐いたばかりの自身のモノに伸び―――いや、ズボンの中のその奥へと突っ込まれる。





「…んふ、…んぁーむんん…、うー、」


潤んだ瞳でいじらしくウボォーギンを見上げ、何か言いたげにあむあむと指を食んでくるケイリュース。

そんなケイリュースを「んだそりゃ、わかんねーよ」と笑って、ウボォーギンはケイリュースの口から指を引き抜いてやった。

ケイリュースの下唇からウボォーギンの指まで、細く光る粘性の糸がトロリと渡った。






「…っは…、ぅう……うぼぉー、ぎん、…の、ワタクシ欲しい、デス……」


「……お前、ケツヤラれんの好きだよな」

「…ウン、好き…。ダカラ欲シイ…」


口ではすこし呆れ気味に言いつつも、最初からその気だったウボォーギンは腰を抱いていた腕でそのままケイリュースを自分の膝の上に座らせた。



「そんなになるまで誰に仕込まれたんだ?いつもヤッてたのか?」


「イツモ…?いつも、は………」



もう言わない、と言った手前かケイリュースは困った顔をしてもぐもぐと口をつぐんだ。


約束をきちんと守るケイリュースを見て征服欲を満たされたのかウボォーギンはわずかに口角を上げた。

「怒んねーから言ってみ」とケイリュースの口元を親指でなぞり、そのまま頬肉を軽くつまむ。

少し悩んだ体で黙っていたケイリュースだったが、ウボォーギンの指が今度は顎ごと下唇に触れたことで観念したのかゆっくりと口を開けた。



「イツモ……は、ボス…。トキドキアナタ…スレイ……」

「…だけか?」

「ダケ…。小さい、のトキはいろんなの、ヒトサレタ…、けど、もう…ズット、ボスだけ……アナタだけ…」

「ならこれからはオレだけにしとけ」

「………うん、…好き。ワタクシ、ウボォーギン、好き…。ダカラ、シテ…、して欲シイ…」




とろんと酔った目で言うケイリュースの頭を、もう一度胸に押し付けるように抱いた。



バスの座席の背もたれに寄り掛かる自分の、その身体の上に身を預けるケイリュース。

シャツの上から背中の線をなぞるようにして手を下に滑らせると、ケイリュースはふるりと身を震わせて、これからされるだろうことを喜んでか少し嬉しそうに目を細めて笑った。

「(シラフでも好きモンなのかよ)」とウボォーギンはそんなケイリュースを嘲笑う。




細い腰をなぞり、シャツをたくし上げて、ボタンもチャックも開けられてゆるゆるのズボンの裾からその中へと手を滑り込ませた。

もどかしくケイリュースのズボンを下げつつ、反対の手でウボォーギンはごそごそと小さめのプラボトルと箱を腰元の毛皮の影から取り出す。



それはつい先日、アーケード街でシズクがシャンプーを物色している間、アーケードの出入り口付近で待っていたウボォーギンに「ほら」とクロロが渡してきたもの。






「お…?なんだよこれ……、っておい団長これっ!?」




つい受け取ってよく見たらローションとゴムだった。

―――初めてケイリュースを抱く羽目になったあの日探したものだ。女の愛液に代わるもの。



何盗って来てんだ、と突っ込んだら必要だろ?と言い返された。




「ちゃんと使ってやれよ。人一倍体のデカいお前がそのままヤったらケイリュースは苦しいだけだろう?」

「…顔笑ってるぞ団長。大体もういらねぇよ。あんなの二度としねぇし」

「そうか?案外あの物狂いの事、気に入ってるんだろう?」

「はあ!?そんなことあるわけねぇだろ。あいつオレから離れねーし、仕方ねぇから面倒見てやってるだけさ」


「そうかな」

「そうだぜ。それ以外あってたまるか」



そう言って、渡されたそれらをクロロへと投げて返す。


クロロは一度それらを受け止めつつ、フッと口元に笑みを浮かべた。




「……強化系は単純一途」

「…あ?」



「いや……。ケイリュース…か。お前を好きだと、一緒がいいと言ったあいつの目は本気だったな。
 駆け引き無しに本音でお前の事を好きだと懐くあいつをお前は突き放せないし、突き放せないお前だからあいつはもっと深くお前を好く。
 お前の場合、どういう経緯であっても一度情を交わした相手ならなおさらだろ。そういう気質だからな、お前は。…いいから持ってろ。保険だと思って」



「だーからいらねって…、おい団長」




と、もう一度手元に押し付けられたそれ。



その時は、誰が好き好んであんな気狂いを選ぶかよという気持ちもあったし、クロロやシャルナークに"遊ばれている"感が何よりイラついたから、「いらねーよ」とそのあともシズクが戻るまでそれを受け取るのを固辞していた。


なんでシャルも団長もそう、オレとあいつをくっつけようとしてんのか。ぜってー面白がってるだろ、…と。




今思えばむしろ『あんな気狂いに』というよりは、どうにも自分の反応を楽しんでるクロロ(とシャルナーク)への多大な反発心からそんな態度になってしまっていたような気もする。




もちろん最初にケイリュースに見初められてしまった時はウボォーギンも全力でお断りしたものだが。

しかし、まだ1日、2日の付き合いとはいえケイリュース自体は存外悪い奴じゃないことはわかったし、嘘偽りなく本心から好かれること自体もまんざらではなかったのも事実だ。



ただそれをクロロやシャルナークの前で認めてしまうと、なんとなく負けのような気がして。




それさえなければ、ケイリュースはそこらの女より顔だって小奇麗だし、細っこくて弱っちぃ感じは好みじゃないが(どうせならケンカ相手になりそうな強い奴の方が良かった)―――でもまあ、それはそれで庇護欲がそそられなくもないし。



……いや、そんなことねぇな。誰かを守って戦うとかめんどくせぇ。






最初は全く訳が分からなかった言動も少し分かる程度にはなってきたし、誰かさんと勘違いされてたことも、一度抱いてからはそれなりに分別がつくようになったようなので、一応はそれで納得してやった。

そのあとで結局はスレイとかいう男との関係を嬉しそうに語りだした時にはかなりムカつきもしたが。



……いや、ちげー。あの時はシャルのからかうような態度と顔にイラついただけだし。







唯一性別が男なことだけがネックだったが、身体は悪くなかったしむしろ素直でイイし。


……だから違う、そうじゃねぇよ。






懐いてくるなら"ホーム"にいる間くらいは面倒見てやってもいいか、と思っていた。


……おお、そうだ。ペット感覚的な?…そうだ、赤目だしな。兎飼ってるようなもんだろ。

……そんなもん可愛がるようなファンシーな趣味ねぇけど。






ずっとそうやって思い込んで自分を納得させようとしていた。団長の思う通りになんてならねぇよ、と。

たとえそう悪くない奴だとしても、わざわざあんな奴を選ぶことはねぇ…、と。





そう思っていた。―――ほんの少し前までは。







どうにも理性のタガが外れるくらい、どうしようもなく可愛かったのだ。

自分を好きと言う、離さないでと胸に縋り付いて泣くケイリュースが。



そして気がついたら言っていた。可愛い、抱かせろ、と…。







「(単純一途って…?悪かったな)」




『ほらやっぱりな』と言いたげに笑うクロロのしてやったりな顔が頭に浮かんで消えた。……うぜぇ。





気を落ち着けるように、ふぅ、と天井に向かって息を吐く。


「…うぼー、ぎん…?」と不思議そうに呟くケイリュースの声が届いて、ウボォーギンは目線を下げた。

すると、声の通りにきょとんとした表情で自分を見るケイリュースと目が合った。






「(けどまぁ……もういいだろ。コイツ嫌うための理由を探すのも)」





もうケイリュースは『スレイ(アナタ)』とオレを混同したりしない。


オレが好きでして欲しいってんならいくらでもヤッてやるよ。




―――別にこいつのことは、口で言うほど嫌いじゃねぇ。





そう開き直って、ウボォーギンは手に持ったそれのキャップを開けた。







「(しかしあれほどいらねーっつったのにな。まさかこんな速攻で使う羽目になるとはよ…)」


それにしても団長の慧眼には恐れ入る。…いや、もらったコレはありがたく使わせてもらう。もちろん。



…ローションの方はな。





「……なあケイ」

「う…?」

「どうせなら生のがイイよな?どうせ一緒になるなら」


そう問いかけるとケイリュースは少し顔を伏せ、もじもじとウボォーギンの胸を指で軽く掻いてきた。



「ナマ…?生…。うぅ…ナマはシナイの、イツモ。ボスしません、スレイも…。デモ、デモー、ウボォーギンのスルなら、言うならイイ…。ナマ、するデス…。
 ウボォーギン、好き…一緒欲しい、ワタクシ…。近くがイイ…、スル…」


「おし、決まりだ」



ニィッと口の端を吊り上げて、獣のように笑う。


『ボス』とも『スレイ』ともヤッてねーならなおさらヤルしかねぇなと、ウボォーギンは笑った。



そしてボトルから液体を手にたらして、ぬるぬるに濡れた指でケイリュースの後ろをまさぐる。

筋肉で盛り上がった自分の大きな身体とちょうどケイリュースの身体やポニーテールが邪魔になって場所がよく見えなかったが―――それでも、腰から臀部のカーブをなぞればすぐにわかる。




「ひゃ…!ア…ッあ、あ…!」


ぬめりを塗り込めるように撫でさすって、それから中指を押し付けるようにして入れる。

ヒクヒクと締まるそこと自分の手を目掛けて、上の方からさらにローションを垂らした。


2本目の指をたっぷりの液体と共に押し込んで、柔らかくそこを解す。



ウボォーギンの胸に縋り付いて涎を垂らしつつ、指2本でも十分気持ち良さそうに身悶えるケイリュースを「まだこれからだろ」と鼻で笑って、指を引き抜いた。


すると名残惜しいのか、とろんと酔ったようなピンク色の潤んだ瞳が見上げてくる。

だから代わりに硬くそそり勃った自身をそこに押し当ててやった。





「ひ、あ、…っぁあ!!ア、っく…んふ…っ」


指2本よりもだいぶ大きく太いウボォーギンのそれ。

じりじりと埋め込んでいく間にも何度かぬめりを足したが、元から規格外の大きさの上さらに怒張したそれを入れるのはなかなかもどかしかった。



ヤリづれぇな、とケイリュースを胸の上に抱いたままウボォーギンは座席から身を起こす。

そして一旦ケイリュースの身体をその長座席に横たえた。


肩から背中にかけていた毛皮を後ろに放り、足元まで脱がせていたケイリュースのズボンを「邪魔だな」と全て取り払って、脚を広げさせる。

膝裏に腕を入れて脚をケイリュースの胸に押し当て尻を浮かせると、ケイリュースが自分のモノをめいっぱいに頬張る様がよく見えた。




「は…、スゲーなお前。よくこの細っこい身体でこんなモン咥えこむもんだぜ。…お前、やっぱ好きモンだろ?」



そう言う間にもウボォーギンはケイリュースの上に覆い被さって、奥へと自身を押し進めていく。

小さく悲鳴を上げては悩ましく唇を噛み、何度も鼻から抜けるような声を出して、必死にそれを受け止めるケイリュース。



その顔が何よりもウボォーギンをそそった。


だから最後はかなり無理矢理に、根元までを一気に押し込んだ。



ひたりと体を密着させた状態で動きを止める。そのわずかの小休止に、目に涙をいっぱいに溜めてケイリュースは何度も荒く息をついていた。





「……おい。おい、大丈夫かよケイ?お前、壊れてねぇだろな」


まぁ元から別の意味で壊れてるけど…と頭の中で突っ込みつつ、ウボォーギンは、苦しげにうめくケイリュースの頭をくしゃりと撫でる。

すると涙で濡れた濃いピンク色の瞳がゆらりとウボォーギンを見つめてきた。





「あっ…はっ……ダイ、ジョブ……。くるし、苦しみ、ワタクシ…フカイ。ケド、ぁ…、アナタの逞しいの、は中、入るシテル…。ウフフ。ウボォーギン、好き、のワタクシ…、アナタとひとつなの、気持ち良いデス、キモチイイ…ダカラ……」






モット気持ちヨクして。…来て?…殺シテ、…お願イ…お願い……





潤んだ瞳でウボォーギンの目を見上げ、睦言のようにささやくケイリュース。


その細い腕が力無く、座席に手をつくウボォーギンの腕に縋る。




ケダモノがニィッとその並びのいい歯を見せて、嗤った。






「…そうかよ、じゃあもう遠慮なく行くぜ?ケイ…。今にもっと悦くなるぜ」


「…ヒッ!?ひあ…!あ、んっ…、ア…ッ!」




ケイリュースの華奢な腰を太い腕でがっちりと固定して、最初はゆっくりと、引き抜いて、押し込んだ。

じっくりと味わい尽くすかのように時折角度を変えて何度も抜き挿しを繰り返す。


そのたびにケイリュースは甘えるように声を上げて、その身を打ち震わせた。




「…良いぜ、ケイ。お前の身体…すげぇイイ」


「あふっ、ん…ッ、本、当…?嬉しい、ワタクシ…。ッあ!んっ、ン…」



奥を突くたび小さな身体が戦慄いてナカを締めつけ、大きな快楽をもたらす。

だからより深い快感を求めて、自身をケイリュースに埋め込んだままでウボォーギンは腰をゆるゆると大きくグラインドさせた。奥を抉るようにかき回し、揺する。

耳に届く、ぐちゅ、くちゅっという淫猥な水音と、涙をこぼして喘ぐケイリュースのその表情がなおさら気分を昂ぶらせた。




途中、まだいくつかボタンの留まったシャツの裾から覗くケイリュースのモノが硬く勃起しているのを見つけ、ウボォーギンは再びその口元に笑みを浮かべる。



「やっぱ好きモンだぜ、お前」と残りのシャツのボタンを外し、露わになったケイリュースのモノを押し潰すかのようにその大きく分厚い手に握り込み、強く撫で上げた。


それの先端をつまんで、くりくりといじり倒しそれから根元に親指を立てる。

そのまま筋をなぞるように指を先端に向けて押し付けるように移動させてやると、悲鳴に近いような嬌声とともにケイリュースの身体がしなった。

それと同時に、ケイリュースのナカもきゅうきゅうとウボォーギンを締めつけてくる。



「やあ…、アゥ、ううー…、や、や…頭オカシイのなる、キモチイイ…!」



イヤイヤと頭を振ったかと思うと、涙を横にこぼして、モット、モット、と懇願してくる。

ケイリュースを苛め倒すためにウボォーギンの腕の拘束から一時逃れたケイリュースの片足は、力無くだったがウボォーギンの胴に絡み付いてきた。




「はひ、ヒィ…好き、好き……。離さないデ、抱クのシテクダサイ…、アッ……あぅ…」




まるで抱っこをせがむかのように、ウボォーギンの肩に伸びてくるケイリュースの両腕。



「…んなに好きなのかよ…」と呟いて、ウボォーギンは望むままにケイリュースの身体を抱き上げた。

座席に浅く腰かけて、自身の上にケイリュースの身体を乗せる。


もう腕にかかっているだけだったワイシャツをするりと脱がせて抱きしめた。

そしてケイリュースのモノが自身の腹筋で擦れるようにしながら上下に揺すって後ろをも深く突き上げる。




「あ…ッ!!ぁああ…!あ、ゥン……っふ、キモチ、イ…、ア…あ、ワ…ワタクシ、は、うぼーぎん、すきデス……大好き…ィ……」


「そーか?……オレも好きだぜ、ケイ…」



抱きついてくるケイリュースを抱き締め返して、頬にキスを落とす。



自身の腕の中で小刻みに震えて果てるケイリュースを感じて、ウボォーギンも抜き挿しを早めた。

そしてきつく締め付けてくるその奥に熱を注ぎ込む。




「熱…ッ、アツイ…!」と肩口にすがり付いて愛らしく身を震わすケイリュース。


ポニーテールのおかげで露わになったケイリュースのその耳の裏辺りに、ウボォーギンはもう一度そっと唇を寄せるのだった。










「…ひぅ…、…ひゃう……は…」


薄く気を失い荒く息をつくケイリュースの上体をうつ伏せに座席にもたれさせた。ドロリとぬめった白濁を滴らせるケイリュースの細い脚は、力無く床に膝をついていた。


その背後で、ウボォーギンがドラゴン模様のトライバルが刻まれたケイリュースの背中を見下ろしていた。




精根尽き果てたかのようなケイリュースの肉体とは対照的に、ローションと白濁に濡れるウボォーギンのモノはまだ上向きに勃起したままだ。


――――あれだけ煽られたのだ。1回ヤッた程度で引くような熱じゃない。


昂ぶり逸る気持ちを一旦抑え、座席にだらしなくもたれ浅く早く息をつくケイリュースの背に覆い被さるようにして、ウボォーギンはその耳元で楽しげに囁いた。



「…よう、ケイ。ケイリュース。…なぁ、もう1発ヤッてイイよな?」




言うと同時に、ケイリュースの後ろに自身を押し付けていた。


気がついたらしく「んぅ?」と少し頭を起こしたケイリュースだったが、結局了承を得ぬままにウボォーギンはズクズクと再びケイリュースの中へと太いモノを埋め込んでいく。



「…や、――アッ、あぅ…ん、ぁ、あーっ!」


初めて抱いたときと同じように、前に逃げようとするケイリュースの身体を腰を掴んで押さえつけ―――むしろ自分の方へと引き寄せる。

多少乱暴に突っ込む形になったが、先ほど射精したばかりの大量の精液とローションでトロトロに蕩けたソコはそれほど苦もなくウボォーギンを飲み込んでいった。



一度絶頂を迎えて弛緩していたケイリュースの身体は、それでも何度か抜き挿ししてやると再び敏感に反応するようになる。


座席にもたれ切なく喘いで涎を垂らす。

もはやその口からは甘えたような嬌声しか出てこないケイリュースをそれでも遠慮なしに蹂躙した。




「あっ、…あ、ぁアーッ、っあ…ん、…っ」

「オラ、どうしたよケイリュース。もうギブか?やめるか?」



意地の悪い笑みを浮かべて、わざと動きを止める。

するとケイリュースは長いポニーテールをぴちぴち揺らして頭を横に振った。




「ぅうー、っは……イヤ…、もっと…、イイ…、イイ、から…モット…、止めるのシナイデ…」


頭を振り、少し身を起こして横目に涙目を向けて必死にそう懇願してくる。



だからウボォーギンはぺろりと舌を出して、そのケイリュースの顎を掴み上げキスを貪った。


自分の好きなようにケイリュースの唇を舐め、それから乱暴にケイリュースの身体を座席に投げ出した。

「ひゃん、」とケイリュースが小さく悲鳴を上げる。



それをいたわりもせずにウボォーギンは身を起こし、小振りなケイリュースの尻肉を掴み、拡げて、より奥へと届くよう腰をつき出して身体を密着させた。

ヒクヒクと蠢動するその奥を擦るように突き上げるとケイリュースは悲鳴のような嬌声と共に体をしならせ、ウボォーギンをさらに締めつけてきた。



「…ゃっ、やぁ…、うぼー、ぎん…、苛めないで、ワタクシ…っ、もう…」

「『もう』なんだよwやっぱギブか?…おい、言えよケイ」

「チガ…、違うゥ…」



『ギブか?』と訊きつつ、ウボォーギンは今度はその動きを止めなかった。

むしろ身体を揺さぶる動きは大きく激しくなり、ケイリュースを一層責め立てる。


ギリギリまで引き抜き、押し込むごとに先に吐いた白濁が幹に絡んで掻き出されてくる。

それを見下ろして、楽しそうににやりとウボォーギンは嗤った。



粘着質ないやらしい水音を立てる自身の精液。ケイリュースの股を伝うそれを、ケイリュースの腹側から手を回して掬い上げた。

そしてローションと混ざりやたらとぬめるそれを、半勃ち状態のケイリュースや、平らな胸にぷくりと立った乳首に塗りつけてやった。


その指でカリカリとそこを掻いてつまみ上げると、ケイリュースは短く啼いて身体をビクビクと硬直させ、半勃ち状態のまま身体は限界に達してしまった。


そのまま気を失い、バスの長座席にぱたりと倒れこむ。

薄く開けられた瞳からは涙が、「…ァゥ…ぅ…」と小さく声を漏らす半開きの口からは涎が座席に零れ落ちていった。




完全に伸びてしまったケイリュースを「だからお前、早ぇーって」と嘲笑したウボォーギン。


痙攣してヒクつくケイリュースの中を存分に堪能してから、自身を引き抜いてわざわざ背中の黒いドラゴンに白濁した欲をぶちまけた。



















「………汚してくるとは思ってたよ。でも何でそんなに汚くしてくるんだよ!ナニをどうやったらそんななるわけ!?」



明け方にうっすら目を覚ましたケイリュースをもう一度たっぷり欲望のままに犯して、結局ウボォーギンが建物に戻ってきたのは翌日の昼前ころになってからだった。


ウボォーギンの肩に寄り掛かって静かに寝息を立てるケイリュース。

ウボォーギンに抱っこされた状態で戻ってきたケイリュースはありえないくらい泥と埃で汚れていた。

顔も髪も、ボタンを掛け違えるくらい適当に着せられたシャツから覗くその身体も。


汗やらローションやら何やらでべたついた身体を、砂埃で汚れるバスの座席に転がしたのだから当然なのだが。



つい2,3日前にケイリュースを風呂に入れる手間をこうむったシャルナークは当然怒り、しかしそれとは反対に、クロロはツボに入ったようにくっくっく、と笑っていた。


画策したのは自分なのにこうも見事にハマるとは思ってなかったのか、腹を抱えてクロロは笑う。



シズクは表情に乏しいながらも、どことなく汚物を見る目でウボォーギンを見て「…ケダモノ」と呟いていた。





「お湯もらってきてやるから今度はウボォーがケイを風呂に入れなよ!どんだけ面倒か1回経験すればいいって!」

「…スマン…」


デカい体をしょぼんと丸め、調子に乗りすぎたことを今度はウボォーギンがシャルナークに謝った。









つづく




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番外編はこの3話直後のお話…ですがまたウボォー裏です(爆)
4話は10日ほど後の話ですが他の旅団メンバーもちらほら集まって来ます。

どちらから読んでもたぶん大丈夫です。

すもも

TopDreamピンクメドゥシアナ◆03:soul stealer(後編)
ももももも。